厚谷不動の滝は、岐阜県下呂市南西部の金山湖(岩屋ダム)の湖尻付近で合流する厚谷に懸かる落差18mの直瀑である。県道431号線から軽く悪路の林道に入り1km程度の場所に「厚谷不動明王」と白い幟が立つ。その脇に沢に下りる道がある。数分下り道が平らになるとその途中に厚谷不動明王が祀られている。その真下付近に滝が懸かり轟音が聞こえてくる。滝壺にはさらに20m程度下となるが、滝壺までは急斜面に残された踏み跡程度のもので注意が必要だ。沢を下り切り滝壺に向かって河原を上流に進むと垂直な断崖の中央に落ちる滝を見ることができる。滝口はチョックストーンにより水が分かれV字型に落ちている。