明神滝は、三重県御浜町を流れる市木川の枝沢である明神滝沢に懸かる落差16mの直瀑である。国道311号沿いの言われなければ分からない明神滝橋の100m程度西側で北側に広めの路肩がある場所が滝への入口となる。草藪を掻き分けるとコンクリート舗装された通路がある。そこを進むと沢に懸かる小さなコンクリート製の橋。これを渡って草を掻き分けて進むとかつては田んぼでもあったのではと思わせる湿地帯が広がる。そのヘリを足を取られそうになりながら進む。さらに藪や倒木を乗り越えて進むこと5分程度で目の前に20m弱の断崖。その中央に垂直に水を落とすこの滝が現れる。水量は少なめだが、鬱蒼とした空間で醸し出される秘境感が堪らない。2022年は2度目の訪瀑だったが、初回訪問時(3月)は水が全く無かったので訪問する季節は選んだほうが良さそうだ。