大倉百滝は、岐阜県高山市にある県立自然公園「森林公園おおくら滝」に見られる滝群で、最上流の大倉滝(落差30m)を筆頭に遊歩道沿いに数多くの滝を見ることができる。
おおくらひゃくたき
おおくらだき
分岐瀑 30m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D1
4.23
大倉滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差30mの分岐瀑で、大倉百滝を代表する名瀑である。県道73号「大倉橋」のたもとに広めの駐車スペースがある。駐車場から舗装された林道を5分程度歩くと渓谷入口となる。いくつもの大小の滝を眺めながら遊歩道を歩くこと30分(コースタイム)だ。下流の登竜門滝から少々きつい登りを登りきり前が開けると思わず声を上げてしまうほど迫力のあるこの滝が目の前に広がる。垂直に近い断崖と向かって左側に偏って大量の水を落とす姿は迫力十分だ。この滝へのアプローチは沢沿いの遊歩道を滝を巡りながらのコースと滝の上方に通じる林道を進んだ場所にある駐車場脇の入口から高低差40m程度を下るコースがある。またその林道の途中の滝見展望台から遠望することもできる。
おおくらひゃくたき
とうりゅうもんたき
段瀑 60m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D1
3.53
登竜門滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差60mの段瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って25分程度。最上流の大倉滝の下流に懸かる段瀑だが、単純な段瀑ではなく、上段、中段、下段でその性格は全く異なり、1枚の写真ではこの滝を表現しきれない。まず、下段は遊歩道のすぐ脇で谷が狭まった場所を弧を描くように滑り落ちる斜瀑の性格。この下段を超えると向かって右側は少々控えめな三条の滝。その奥の断崖に開いたV字の間を勢いよく流れ落ちる姿。初見は大倉滝かと勘違いしてしまった。個性的な3つの滝を合わせると大倉百滝の中で最大の落差を持つ滝となる。
おおくらひゃくたき
たきぐちばしうえのたき
岐阜県高山市清見町坂下
分岐瀑 4m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
3.20
滝口橋上の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差7m程度の段瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って20分程度。遊歩道の中間地点の「川字橋」から「くぐり岩」の下を潜った先の「滝口橋」に到着。そのすぐ上流に懸かるのがこの滝で、扇状に広がる見事な分岐瀑だが正式名称はもっていない。※正式名称は不明です。名称を公募しなかったのも疑問。
おおくらひゃくたき
くぐりいわのたき
段瀑 7m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D2
3.37
くぐり岩の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差7m程度の段瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って25分程度。遊歩道の中間地点の「川字橋」から少し進むと正面に巨大な岩が遊歩道に覆いかぶさるように鎮座するのが「くぐり岩」である。そのすぐ左手に懸かるのがこの滝。さらに向きを変えて一段二段と段を踏んで落ちている。
※名称は正式名称ではない可能性があります。
おおくらひゃくたき
せんじたき
岐阜県高山市清見町坂下
分岐瀑 10m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
2.93
川字滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差10m程度の斜瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って15分程度。遊歩道のほぼ中間地点ほど。沢に懸かる木製の「川字橋」の上流に長く緩やかな斜面を滑り落ちる流れ落ち、橋の下で三条に分かれて落ちる。この姿が「川」の字に見えることから、この滝と橋を「川字」と呼ぶようになったとか。
おおくらひゃくたき
しょうりゅうのたき
斜瀑 10m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D2
2.93
昇竜の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差10m程度の斜瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って10分程度。羽衣の滝を越えて「川字橋」に辿り着く直前に木製の案内板が立つ。両側に懸かる細い滝を従えて中央で勢いよく太く流れ落ちる滝で構成される印象的な三条の滝だ。滝上には「川字橋」が架かっている。この滝名は平成13年に公募により命名されたとのこと。
おおくらひゃくたき
はごろものたき
斜瀑 5m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D2
2.77
羽衣の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差5m程度の斜瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って数分で小さな「行者橋」。さらに小滝と竜涎の滝を過ぎるとすぐに「羽衣の滝」と記された木製の案内板が立つ。大きな岩の向こうを覗き込むとまさに天女が羽衣を垂らしたような優雅な滝が流れ落ちている。少々距離が離れているため、撮影するには望遠レンズが必要だ。滝の手前、自分の足元すぐ近くの流れも複雑に流れておりお気に入りで広角で狙っても良い。この滝名は平成13年に公募により命名されたとのこと。
おおくらひゃくたき
りゅうぜんのたき
岐阜県高山市清見町坂下
斜瀑 3m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D2
2.50
竜涎の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差3m程度の斜瀑で大倉百滝の一つである。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇から林道終点にある渓谷入口から遊歩道に入って数分で小さな「行者橋」。橋のすぐ上流に小滝が連続している。その中で比較的規模の大きな滝であるが、特に案内板が立っているわけではないので、これがその滝だという断定が難しい。この滝名は平成12年に公募により命名されたとのこと。
おおくらひゃくたき
なめくらのたき
分岐瀑 5m
大倉谷/川上川/宮川/神通川
(GIGAマップル)中部83D2
3.20
滑座の滝は、岐阜県高山市中央部を流れる川上川の枝沢である大倉谷に懸かる落差5m程度の分岐瀑で大倉百滝の中でも最下流に懸かる滝である。県道73号「大倉橋」のたもとの広めの駐車スペース脇の沢に入り軽く遡上するとこの滝に辿り着く。緩やかな岩肌を幾筋にも分かれて流れ落ちる姿は優雅だ。その滝の上には「そば処清見庵おおくら」付近からの遊歩道が合流する地点にある「白滝橋」が見えている。滝名は平成12年に公募により命名されたとのこと。