山形県と秋田県の県境に聳える日本百名山・鳥海山(2236m)は出羽富士とも呼ばれる端正な成層火山である。その南麓に源を発する南ノコマイ谷には幾つかの滝を見ることができる。二の滝は、駐車場から一の滝神社と一の滝(直瀑20m)を経て、40分程度で見ることができる落差28mの直瀑である。滝の下流には巨大な岩がゴロゴロしている。下流に架かる頑丈な橋を渡って登山道は左岸沿いに続く。50m程度まで近づくことはできなかったが、それでも轟音と迫力は凄まじいものだった。遊佐町に見られる「飽海(あくみ)三名瀑」の一つとされている。