役行者百間滝は、岐阜県高山市上宝町を流れる高原川の枝沢である谷戸谷(谷川)に懸かる落差9mの滝である。国道471号から高原川を挟んで反対側を通る県道477号沿いにあり、谷戸谷に架かる谷戸橋のたもとに入口がある。グレーチングが敷かれた鉄パイプで守られた遊歩道が谷の左岸に設置されており、1分足らずで滝の前に到着する。小さな滝が数段になって谷の奥から流れ落ちている。水量が多いときには見栄えのする滝のようだが、訪問時は水量少なくて残念。それでも滝の正面に立つには長靴があったほうが良い。この滝から谷戸谷を800m程度遡ると大滝という落差80mもの段瀑があるというが、この場所から遡るのは厳しそうだ。谷戸橋の遊歩道の反対側にこの滝名の由来となった「役行者」の石碑が道路沿いに建てられている。