夫婦滝は、富山県南砺市南部の「つくばね森林公園」内に見られる落差38mの2本の直瀑である。高落場山(1122m)の北麓に源を発する打尾川の上流部の二つの沢の水が合流する直前の断崖で同じような形で水を落としている。正面から見て右側が男滝、左側が女滝と呼ばれるようだ。「夫婦滝」と名を持つ滝は、全国に数多けれど屈指の美しさを誇る。国道304号から「つくばね森林公園 この先8km」の案内に従って高清水林道に入る。暫く走っていると林道途中から遠くの山中に懸かる2本の滝が見え隠れする。国道から15分程度で滝の前に架る大滝橋に到着する。少し見上げた50m程度先の断崖に2つの滝が懸かる。橋の袂には木のベンチも用意されて憩いの場となっているようだ。林道をさらに3km程度進むと終点。そこは南砺市の散居村を一望できる展望台。さらに背後の林道を歩くと縄ヶ池や水芭蕉などが自生する湿地帯などもあり見どころが多い場所だ。