釜ヶ淵の滝は、岐阜県高山市北部を流れる瓜巣川本流に懸かる総落差10m程度の渓流瀑であり、主に大きく3つに分けられる。国道41号から県道471号を経て県道482号に入りを西進し4km程度の場所に「名勝 釜ヶ淵」と刻まれた立派な石碑が立っている。そのすぐ前が最上流の二段の滝で落差5mほど。さらに下流に進むと甌穴のようにえぐられた岩の間を連なる連瀑。そして最下流には最も大きな釜を持つ落差5m程度の直瀑が轟音を立てて落ちている。最下流の滝は木々に遮られて少々撮影しづらい。道路脇の石碑の背後の斜面には遊歩道がつけられており少し登った先には小さなお堂と東屋が建てられている。東屋から釜ヶ淵はほとんど見えていないことから、渓谷観賞用の東屋ではなくお堂を参拝する人向けの東屋のようだ。