小滝は、三重県南伊勢町を流れる伊勢路川支流の瀬中瀬川本流を三段となって落ちる落差5mの段瀑である。伊勢路川沿いを通る県道719号で「コッコランド」というたまご等の販売所の先に林道入口がある。林道に入り700km程度進む。途中には落石や倒木などがあり走行には注意が必要だ。滝の手前50m程度に1台ギリギリの駐車スペースがある。道端に小さな滝名板が立ち、斜面の踏み跡を伝って二段目の滝前の岩場に通じる。三段目はごく小さく、三段をまとめて撮影するのは難しい。この滝の特徴は、滝自体よりも滝の流れる周囲の岩盤に刻まれた地層で、上向きに見せる地層がこの辺りにどのような地殻変動を起こしたのか想像を掻き立てる。この滝の300m程度上流には大滝(斜瀑7m)が懸かる。