鼠餅大滝は、岐阜県高山市上宝町を流れる高原川の支流である沢入谷の下流部に懸かる上下2段の合わせて落差35mの段瀑である。その上流の滝は上滝と呼ばれる落差15mの直瀑となっている。水量が少なめの時期は二条の滝となっている。国道471号から沢入谷沿いの県道89号に入り2km程度の場所で木々の間に垣間見ることができる。しかし周辺の木々の成長によるものか、10年ほど前に訪問したときより見えづらくなっているようだ。轟音だけは谷底から聞こえてくる。本来立派な滝なのだが全貌を眺めることが全貌を眺めることができないのが残念。すぐ下流にある下滝はこの谷に架かる橋から見ることができるが、こちらの滝は、ここに滝があることさえ気づかずに素通りしていく人も多そうだ。