北海道上川町にある層雲峡は、大雪山北東部にある24kmにも及ぶ大峡谷で、その峡谷を代表する名勝・銀河・流星の滝は、大雪山を源流とする2つの異なる沢に懸かる2つの滝で、合わせて日本の滝100選に選ばれている。層雲峡の柱状節理の巨大な絶壁を切り裂くように流れる滝は、向かって左側に懸かるのが銀河の滝と右側に懸かるのが流星の滝である。銀河の滝は、断崖絶壁を滑るように流れ落ちる落差104mの分岐瀑である。滝の正面に建つ施設「流星・銀河の滝休憩舎(滝ミンタラ)」前の観瀑スペースから見上げることもできるが、施設裏の登山道を20分程度登った場所にある「双瀑台」からは、並んで落ちる2つの滝を同時に見ることができる。