雄滝は、兵庫県佐用町北部に聳える日名倉山から流れる作用川上流部の枝沢である滝谷に懸かる落差1mに満たない渓流瀑であり、滝とはとても言えない姿だが、聞くところによると崩落や下流のダム湖の影響でかつての姿とは異なる姿になってしまったという。佐用町中心部から国道373号を北上し、上石井地区から県道556号を進んで7km程度の場所にある「おねみ渓谷キャンプ場」で滝谷沿いの林道を1.5km程度進んだ場所で、ダム湖の湖尻に流れ込む沢のすぐ上流となる。林道のカーブの路肩にじゃまにならないように駐車。すこし上流の緩やかな斜面を下って滝にアプローチする。雌滝の下流には小滝が連続しており正直どれが雄滝なのか判別が難しい。すべて写真に収めて後にかつての姿と見比べて確認した。