楊梅滝は、滋賀県大津市北部のJR北小松駅の西側の山中を流れる滝川の枝沢であるシンガ谷に懸かる総落差76mの複数の滝の集合体であり、滋賀県下一を誇る。主な滝として上流から雄滝、薬研滝、雌滝と続く。また、ヤマモモの滝、白布の滝、布引の滝とも呼ばれる。
ようばいたき
おたき
分岐瀑 40m
シンガ谷/滝川/琵琶湖/瀬田川/宇治川/淀川
比良山(武奈ヶ岳1214m)
(GIGAマップル)関西23E6
4.23
楊梅滝の雄滝は、大津市北部に聳える武奈ヶ岳(1214m)東麓に源を発するシンガ谷に懸かる落差40mの分岐瀑であり、楊梅の滝の中で最大規模の滝である。駐車スペースからこの滝へのルートは2つ。1つは谷の左岸を通って雌滝を経由してこの滝に通じるルート。もう一つは駐車場すぐ上の橋を渡って尾根伝いの登山道を行くルートだ。前者は、雌滝右岸から急斜面を進み、さらには長さ10m程度の鉄梯子を上っていく等、子供や女性にはつらい道だ。しかし雌滝からは、足場は悪いがそれほど時間は掛からない最短ルートだ。後者では山を大きく迂回するため少し遠回りとなる。途中に東屋が立っており、そこから雄滝を遠望することができる。なお、雄滝はJR湖西線の車窓からも見ることができる。
ようばいたき
やげんたき
段瀑 6m
シンガ谷/滝川/琵琶湖/瀬田川/宇治川/淀川
比良山(武奈ヶ岳1214m)
(GIGAマップル)中部58G6
2.50
楊梅滝の薬研滝は、大津市北部に聳える武奈ヶ岳(1214m)東麓に源を発するシンガ谷に懸かる落差6m程度の段瀑である。V字となった狭い谷の間を勢いよく流れ落ちている。駐車スペースから雌滝を経由して登山道を進み、雄滝の手前で谷に近づくとこの滝の最下部に出ることができる。雄滝から直接この滝に向かうのは足場がなくかなり危険と思われる。
ようばいたき
めたき
直瀑 15m
シンガ谷/滝川/琵琶湖/瀬田川/宇治川/淀川
比良山(武奈ヶ岳1214m)
(GIGAマップル)関西23E6
3.63
楊梅滝の雌滝は、大津市北部に聳える武奈ヶ岳(1214m)東麓に源を発するシンガ谷に懸かる落差15mの直瀑であり、大きく二条になって落ちている。駐車場の先、谷の左岸には遊歩道が延びている数分歩いて初めに見ることのできるのがこの滝である。滝前の岩を伝って横切るとその先に登山道が続く。登山道の先には薬研滝、さらに上流には雄滝がある。
ようばいたき
むめいばく
段瀑 5m
シンガ谷/滝川/琵琶湖/瀬田川/宇治川/淀川
比良山(武奈ヶ岳1214m)
(GIGAマップル)関西23E6
2.50
大津市北部に聳える武奈ヶ岳(1214m)東麓に源を発するシンガ谷に懸かる楊梅滝の下流部に懸かる落差5m程度の小さな無名の段瀑。シンガ谷左岸から雌滝に通じる登山道から少し谷に下りると見ることができる。
ようばいたき
むめいばく
直瀑 3m
シンガ谷/滝川/琵琶湖/瀬田川/宇治川/淀川
比良山(武奈ヶ岳1214m)
(GIGAマップル)関西23E6
2.33
大津市北部に聳える武奈ヶ岳(1214m)東麓に源を発するシンガ谷に懸かる楊梅滝の最下流部に懸かる落差4m程度の小さな無名の直瀑。駐車スペースの先に架かる橋のすぐ上流に見ることができる。岩の隙間から吹き出した水は3m程度の落差で落ちている。その下は小さな滑め滝となり斜面を下って橋の下に吸い込まれている。