日ヶ奥渓谷は兵庫県丹波市東部の妙高山(565m)北麓にある渓谷で、バンガローやログハウスなどを備えた「日ヶ奥渓谷キャンプ場」が人気でシーズン中の週末は家族連れで賑わうレジャー施設だ。その敷地内を流れる日ヶ奥川には幾つかの滝を見ることができるが、雌雄の白龍の滝がその代表である。キャンプ場の駐車場から遊歩道を10分程度歩くと白龍の滝・雌滝に辿り着く。雌滝は、大きく二段となって落ちる総落差7mの段瀑である。下段の滝の脇には鎖が下がっており、鎖頼りに斜面を上がると見事な滝壺を擁した上段の滝を間近に見ることができる。この滝と滝壺含めて一枚岩でできている地形は珍しいものらしい。