尾の島の滝は、長野県木曽町西部に聳える御嶽山(3063m)の東麓に広がる開田高原を流れる冷川に懸かる落差30mの段瀑である。御嶽山開山中興の祖とされる覚明行者が修行された滝といわれている。川の名の通り、水は冷たく、夏には清涼感に溢れた憩いの場になる。

長野県木曽町西部に聳える御嶽山(3067m)東麓の開田高原の別荘地の北端。駐車スペースから滝の懸かる谷まで急な下り坂が続く。

この滝は「尾の島の滝」と称し、御嶽行者の霊場として有名です。天明年間(1781~1788)、御嶽開山の祖・覚明行者は、この滝の幽玄な景観に感応し、この地からの御嶽登山を思い立ち、滝に打たれての「水行」満願の日、山頂に向ったといわれています。その後、「冷川上流のオノシマという滝で苦行し、自ら覚明法流空明と称した」と文献にあることから、木食空明もここに篭ったといわれています。(木曽町)

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