大曲滝は、奈良県川上村を南北に通る国道169号の伯母谷ループ橋にある栗の木トンネルと滝の脇トンネルとの間に見ることができる落差30mの分岐瀑である。谷に架かる橋の上から見下ろすと滝の上半分程度を確認できる。国道脇に車2台駐車可能なスペース。脇のガードレールを乗り越えた先に谷に下りる鉄製の階段が設置されている。75段程度を下ると橋の真下の谷に降り立つことができる。その場所だと滝の全貌を見ることができる。滝は中程で小さく流れを変える二段の形状だ。時折、滝の流れ落ちる爽やかな音をかき消すような走行車両のエンジン音に驚く。また、ペットボトルや空き缶などのゴミが散乱していたのも残念だった。国道脇の駐車スペースから車道に復帰するのには細心の注意が必要だ。両側にトンネルが有り、その先がカーブしているので目視の確認が難しい。トンネル内に響くエンジン音での判断が必要となり非常に恐怖を感じる。